問題解決は現状把握から始めよう【具体例ありのQCストーリー】

どうもみこです。

この記事では、問題解決型のQCストーリーの「現状把握」について書いていきます。

なんらかの問題解決しようと思ったときには、まず「現状がどうなっているか?」を把握する必要があります。現状を理解せずに、理想ばかり追い求めては上手くいかないことが多いです。

この記事でわかること

・品質管理の手法について学びたい。

・問題解決の各ステップを知りたい。

・現状把握ってなにするの?

・現状把握の3つのポイント。

このような悩みを解決します。

本記事は、「問題解決型のQCストーリー」の1つのステップにあたります。

私は、製造業で10年以上品質管理業務に従事しています。

QCストーリーは、製造業の問題解決で用いられる手法です。この問題解決型の手法は、さまざまな業務の問題解決に役立ちます。

問題解決型のQCストーリーは、以下の7つのステップに分かれています。

①「テーマ選定」 取り組む問題を決める

②「現状把握 現状(業績・実績・不具合実績)を把握する

③「目標設定」 どのレベルまで到達したいか目標設定

④「原因分析 目標達成を邪魔する原因を考える?

⑤「対策検討と実施 特定した原因を解決する対策を検討・実施

⑥「効果の確認」 目標に対してどこまで効果が出たのか確認する

⑦「標準化」 仕組化して対策を継続させる

この記事では、「2.現状把握」について解説していきます。

QCストーリーにおける現状把握を解説

どのような問題の解決でも、まずは「問題の現状がどうなっているのか」ことから始まります。現状を正しく把握することで、次のステップの原因分析に繋がっていきます。

現状把握はとても大切なステップです。

現状把握とは

現状把握とは、「現在の状態を掴むこと」です。

目の前にある問題を解決するとき、まずは「現状がどうであるか?」ということが大切になります。

「不具合を削減しよう」と決めたとしても、「どのくらい」「どんな不具合が起きているか」「それはどこで起きているのか」といったことを掴まなくては、解決の糸口を掴むことができないからです。

できるだけ具体的に数値化する

現状を把握するためには、調査が必要になります。

調査に有効なチェックシートについては、「【QC7つ道具】「チェックシート」についてと作り方のポイントまで解説します」の記事を合わせてご覧ください。

調査を行うときは、問題を細分化して、具体的に数値化することが大切です。

不具合削減 → 月○○件、どのような内訳で〇件の発生があるか

具体的には

不具合件数:月50件

内訳:寸法不良30件・外観不良10件・変形5件・その他5件

このように、具体的に数値化して内容を把握していきます。

さらに、「寸法不良はどこの箇所で発生しているのか」「外観不良はどのような内容か」といったように深掘りして把握していくことで、原因分析のときに役立てることができます。

現状把握は大切なステップ

この後の問題解決のステップに繋げるためにも、現状把握は大切なステップです。より具体的に内容までしっかりと把握することで、次のステップに活かすことができます。

現状がわかるから打つ手が決められる

まずは現状を知る

解決したい問題の現状は、どうなっているのか?」これを把握せずに、こうありたいという「あるべき姿」だけを見ていてはいけません。

現状を知ることが、問題解決への大切な手掛かりになるからです。

現状を把握するから分析ができ対策ができる

現状把握 → 原因分析 → 対策検討と実施

この一連の流れが大切です。この流れは、論理的である必要があります。現状を把握せずに対策を立てると、対策を間違えてしまうことがあるからです。

具体例で解説

現状把握をせずに対策を導いた悪い例と共に、解説をしていきます。

現状把握なし

解決したい問題:体重が平均より重い (ダイエットしたい)

対策:運動をする

「ダイエットしたいから運動を始めよう」

一見有効な対策に見えます。ですが、このような現状を見落としていた場合、失敗に終わりそうではないですか?

見落としている現状

・毎日不規則に食事や間食や飲酒をして、お腹が一杯になるまで食べている。

・1日の消費カロリー「1800kcal」 → 1日の摂取カロリー「3000kcal」

一日の摂取カロリーが消費カロリーを上回っている」現状を無視して、運動を始めることは有効でしょうか?

もちろん、一定の効果はあるかもしれません。でも、もしかしたら良かれと思って始めた運動により、さらに食事が進んでしまうことも考えられますね。

現状把握から導く対策

現状把握:好きなだけ食べている。(摂取カロリー:3000kcal)

原因分析:不規則な食事、飲酒をしている。

対策:正しい食事のリズムを決めて、摂取カロリーを適切にする。

このように現状をしっかりと把握することで、どのような対策をとるのかが変わってきます。

現状把握のポイント

現所把握には、以下の3つのポイントがあります。

①具体的に数値化して把握する。(不良件数・摂取カロリー)

②現実を直視する。(3現主義)

③QC手法を使用する。(グラフ、チェックシート、パレート図、ヒストグラム、管理図)

順番に解説していきます。

①具体的に数値化して把握する

不具合削減の場合、「不具合件数」「不良率」「損金」となります。

・不具合月50件

・不良率20%

・損金月額10万円

このように具体的に数値化しましょう。

②現実を直視する。(3現主義)

具体的な件数とともに、どのような内容の不具合が、どこで発生しているのかを観察しましょう。

有効な視点が「3現主義」となります。

3現主義については、こちらの記事をご覧ください。

③QC手法を使用する

QC7つ道具」を活用すると、よりわかりやすく現状を把握することができます。

工程を調査するときには、チェックシートが有効です。

集めたデータは、グラフ化しましょう。最後に効果を確認するときに、視覚化することができます。

QC7つ道具については、こちらの記事をご覧ください。

最後に

問題解決を行うときには、「現状はどのようになっているのか?」ここから全てが始まります。

繰り返しになりますが、現状を具体的に数値化して、内容をしっかりと把握しましょう。現状把握から始まり、どこまで良くするのか目標設定~原因分析へとつながっていきます。

「現状を把握することは問題解決のとても大切な1歩」です。

QCストーリーは、優秀な問題解決の型です。

あなたの抱える問題を、解決する糸口にしてください。

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