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問題解決と標準化【QCストーリー】

どうもみこです。

この記事では、問題解決型のQCストーリーの「標準化」について書いていきます。

標準化=仕組み作り」です。

せっかく問題を解決するために対策を取っても、 「標準化」をしっかりと行っておかなければ、いつの間にか前の状態に戻ってしまいます

Aさんは知っているけど、Bさんは知らない。良い方法なのに、いつの間にか忘れられてしまう。

それは、標準化ができていない証拠です。

標準化は、効果があった改善を日常業務に定着化させるために必須な行動です。

この記事でわかること

・品質管理の手法について学びたい。

・問題解決の各ステップを知りたい。

・標準化ってなにするの?

・標準化の3つのポイント。

このような悩みを解決します。

本記事は、「問題解決型のQCストーリー」の1つのステップにあたります。

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私は製造業で10年以上品質管理業務に従事しています。

QCストーリーは、製造業の問題解決で用いられる手法です。この問題解決型の手法は、さまざまな業務の問題解決に役立ちます。

問題解決型のQCストーリーは、以下の7つのステップに分かれています。

①「テーマ選定」 取り組む問題を決める

②「現状把握 現状(業績・実績・不具合実績)を把握する

③「目標設定」 どのレベルまで到達したいか目標設定

④「原因分析 目標達成を邪魔する原因を考える?

⑤「対策検討と実施 特定した原因を解決する対策を検討・実施

⑥「効果の確認」 目標に対してどこまで効果が出たのか確認する

⑦「標準化」 仕組化して対策を継続させる

この記事は、「7.標準化」についての記事です。

目次

問題解決の標準化とは仕組み作りです

「標準化=仕組み作り」です。

標準化をしっかりと行っておかなければ、せっかく行った改善も、いつの間にか前の状態に戻ってしまします。

それでは、継続的に効果を得ることができません。そうならないために、「標準化」があります。

なぜ標準化するのか?

目標を定めて改善を行い、目標を達成を達成した。

しかし、いつの間にか改善をする前の状態に戻っていた。

それでは意味がありません。

元に戻った理由は、「標準化=仕組み作り」をしていないからです。改善効果は継続してこそ、大きな利益を得ることができます。

仕組みを作る

改善を行った後、その改善策を今後も継続させていくために仕組みを作ります。

製造工程の作業改善を行った → 作業標準に作業手順を落とし込み、教育を行う。

ブログ記事の書き方を工夫してPVを向上させた → ブログを書くためのコツをテンプレート化する。

1回きりの効果では意味がありません、有効なことであれば継続をしてこそ、その改善効果が持続します。

継続するための仕組み

改善で得た効果を継続させるには、仕組みが必須です。

改善を行うときは意識を強く持っていますが、時間がたてばその意識は低下します。

気がつくと忘れて、前の状態に戻っているということは少なくありません。

とくに会社などの多数の人員が働いている状況では、「あなた一人だけが知っているだけ」では絶対に継続しません。

作業者が変わるたびに不具合が起きたりします。

継続させるための仕組みを作成しましょう。

製造業

対策:新しい治具を製作した。

効果:工数削減と不具合発生防止につながった。

仕組み:①新しい治具を使用した作業標準(作業手順書等)の作成及び更新

    ②古い治具を処分する。(誤使用防止)

    ③新しい作業標準を関係者に教育する。

製造業においてはこのような対策が効果的です。

新しい治具の使い方、他の作業者への教育、古い治具は処分すると誤使用の防止になります。

ブログの更新

対策:記事の書き方を調べて、工夫を行った記事を毎日更新した。

効果:検索者の悩みを解決でき、PVが向上した。

仕組み:①工夫を行った記事の書き方をテンプレート化して使用する。

    ②毎日記事を書く時間を設定する

     決めた時間にアラームセット

     アラームが鳴ったら記事を書く

ブログのPV向上の対策の標準化を考えるとこのようなことが想定できます。

大切なことは

「標準化=仕組み作り」をしっかりと行うことです。

行った改善効果をどうやったら継続できるのか?

継続できない要因を排除すること、これなら継続できるという仕組みを考えて実施することが大切です。

複数の人が関与する仕事であれば、複数の人が理解できることも必要です。

標準化=仕組み作りの3つメリット

「標準化=仕組み作り」 には3つメリットがあります。

3つメリットとは

メリット

1.誰が作業をしても同じ結果を得ることができる。

2.仕組みによって改善策が継続できる。

3.継続による効果を受け続けることができる。

仕組みを作ることにより、この3つのメリットを、誰がやっても、継続して、この先もずっと同じ効果を受け続けることができるです。

よって、仕組み作りが大切です。

仕組み作りを怠ると

製造業

対策:新しい治具を製作した。

改善効果: 工数削減と不具合発生防止につながった。

仕組みなし:他の作業者が作業したら、古い治具を使ってしまった。

      時間が経ったら、新しい治具を知っている人がいないくなった。

      使い方がわからなくて治具を使わなかった。

結果:防げたはずの不具合が発生して、損失が発生するかもしれない。

ブログの更新

対策:記事の書き方を調べて、工夫を行った記事を毎日更新した。

改善効果:検索者の悩みを解決でき、PVが向上した。

仕組みなし:勉強したことを忘れてしまい、いつの間にか書きたいことだけを書いていた。

      毎日更新が続かない。

結果:効果的な記事が書けずに、PV減少かもしれない。

このように、継続するための仕組み作りを怠ると、いつのまにか前の状態に戻ってしまうことを防止できます。

効果的な仕組み作りが大切

効果的に仕組みを作って、改善効果を継続させましょう。

最後に

せっかく問題を解決するために対策を取っても、 「標準化」をしっかりと行っておかなければ、いつの間にか前の状態に戻ってしまいます

「標準化=仕組み作り」です。

改善効果を継続して受け続けるためには、改善を継続するための仕組み作りが必須です。

問題解決を行ったときは、その効果を継続するための仕組みを考えて実行してみではいかがでしょうか。

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