どうも 、具体的な目標はたてず思いのままに行動したいタイプのみこです。
もちろん、そんな人はなかなか上手くいかないと思います。
なぜなら「具体的な目標を持つことにより、自分が進むべき道が決まる」からです。具体的な目標がないと、行動する方向性が定まらずに効果的ではなくなります。
・品質管理の手法について学びたい。
・問題解決の各ステップを知りたい。
・目標設定ってなにするの?
・目標設定のポイント。
このような悩みを解決します。
本記事はこちらの「問題解決型のQCストーリー」の1つのステップになっています。
私は、製造業で10年以上品質管理業務に従事しています。
QCストーリーは、製造業の問題解決で用いられる手法です。この問題解決型の手法は、さまざまな業務の問題解決に役立ちます。
問題解決型のQCストーリーは、以下の7つのステップに分かれています。
この記事は、「3.目標設定」について書いていきます。
目標設定をすると問題解決の進むべき方向がわかる
目標とはなにか
そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を目標にして東へ進む」
goo辞典より引用
「なんとなくこうやりたい」では、そのときの気分で進むべき方向を決めることになります。
毎日気分でやることを決めていては、効果的に問題を解決することはできません。しっかりと方向をさだめなくては、あなたが欲している成果を手にすることは難しいはずです。
目標を決める
「目標設定」とは「目標を決める」ことです。
先ほど引用した目標の意味にもあるように、「目標とはあなたの進むべき方向を示すもの」です。
「東京に行く」という目標なしに、東京に辿り着くことは難しいです。
取りあえず進んでいたら、気がついたら名古屋にいるかもしれません。
・不良を減らす
・ブログで稼ぐ
・お金を貯める
これらが目標となります。
「問題解決をする」
「現状を打破する」
「なにかを得たい」
目標が決まることで、「達成するためにはどうすればいいのか?」という思考に繋がっていきます。
ですが、じつは上記の3つでは少し物足りない部分があります。
目標設定は具体的な数字を決める
目標は具体化しよう
・不良を減らす
・ブログで稼ぐ
・お金を貯める
先ほど、この3つでは物足りないと申し上げました。
ではどうすればいいのでしょうか?
答えは「具体的に数値化する」です。
・不良を減らす → 不良件数〇〇件を30%削減 (3か月後までに)
・ブログで稼ぐ → 月収益0円から月1万円を稼ぐ (6か月後までに)
・お金を貯める → 貯金額10万円を100万円にする (1年後までに)
目標設定はこのように
①なにを → かかげる目標
②現状をどこまで良くするか → 具体的な数字
③いつまでに → 期間
以上の3つを明確化しましょう。
具体的に数値化した目標をたてるには、現状をしっかりと把握する必要があります。現状把握については、こちらの「問題解決は現状把握から始めよう【具体例ありのQCストーリー】」をご覧ください。。
目標を決めるとみえてくるもの
具体的な目標設定により、見えてくるものがあります。
それが「目標〇〇を達成するためになにをするか?」という道筋です。
目標:16時までに東京駅に着く
目標「 16時までに東京駅に着く 」が決まることにより、「達成するためにはどうするのか?」を考えることができます。
・朝は何時に起きるのか?
・交通手段はなにが最適か?
・必要な予算は?
・家を何時に出ればよいか?
これらを考えることができるのは、「具体的な目標設定」があってこそです。
「目標〇〇を達成するためになにをするか?」 このような思考が、問題解決、改善等さまざまな「いままでできないと思っていたことを解決」するときに役に立ちます。
目標設定の注意点
目標設定のときには注意点があります。
手段(やること)と目標は違う
目標を達成するための「手段(やること)」と、目標は違います。
目標:「不良削減(30%)」があるから、「スキル教育」という手段があります。
目標:「ブログで収益(月1万円)を得たい」があるから、「ブログ毎日更新」という手段があります。
目標が「スキル教育」「ブログ毎日更新」では、ほんとうに達成したいことが見えなくなります。
目標と手段は別として考えて、手段を目標と設定しないようにしましょう。
いつかではなくいつやるか
いつやるかが大切です
目標に期限をつけたら、それに向けた行動を計画します。
そのときに大切になることが「いつやるか」「いつまでにやるか」です。
「暇になったらやろう」→これでは一生できません。
社会人になると、「暇になったら」の暇はほとんどありません。
「いつまでにやるためにはどうするか?」この思考が大切です。
具体的な計画
「いつやるか」を確実にするために、目標達成に期限をつけます。
その目標を達成するためのスケジュールを決めて、「PDCA」をまわします。
目標:5ヶ月後に不良30%削減
1ヶ月目:原因分析
2ヶ月目:対策立案
3ヶ月目:実施
4ヶ月目:効果の確認
5ヶ月目:標準化
このように目標に期日をつけると、そこへ到達するための具体的な道筋をたてることができます。
最後に
具体的な目標を持つことにより、自分が進むべき道がみえてきます。
「なにを」「どこまで良くする(どうなりたいか)」「いつまでに」
この3つを決めることにより、 「目標〇〇を達成するためになにをするか?」 という考えを持ち、それを達成するための対策(アイデア)を実行することができます。
QCストーリーは、優秀な問題解決の型です。
あなたの抱える問題を、解決する糸口にしてください。
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