この記事では「書く習慣」についての書評や要約を書いていきます。
SNSになにを書いたらいいかわからない、すこし書いたけど全然続かない、そんな人は一読して下さい。
私もよんで「あっそうか、自分のために書いてもいいんだ」そう思うことができてとても良かったです。
「書く習慣」を読むと、ブログやSNSでなにを書けばいいのか、どう書けばいいのかが理解できて、書くことを習慣にするきっかけを得ることができます。
もしこの記事を読んで、すこしでも興味を持ったらこの本を手にとってみてください。
【書評】「書く習慣」
「書く習慣」の書評を、私が読んだ感想をまじえながら書いていきます。
「書く習慣」の概要
いしかわゆき
ライター。早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒。まったくの未経験からWeb メディア「新R25編集部」を経て2019年に ライターとして独立。現在は取材やコラムを中心に 執筆するかたわら、長年の夢 であった声優やグラフィックレコーダーとしても活動 している。マンガを年間1000冊買うヲタク。noteにて「ゆぴの10分日記」「“書く”が好きになる文章マガジン」を更新するめちゃくちゃ一般人。
書く習慣219ページより引用
SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、多くの人が文章で自己表現ができる時代になっています。
他人の発信を目にする機会も増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思う人も増え、「書く」を仕事にする人増えるなか、文章の指南書も数多く出版されています。
でも「書く」ことは好きじゃないとしんどい、むしろ「好き」になるからこそ、習慣になり、自然と上達していく。
この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、「書く」ことを習慣にしたり楽しむためのコツが紹介されています。
読んだ感想
「自分のためにも書いていいんだ」私にそう思わせてくれた本です。
私もブログを運営している身なわけですが、やはり「誰かの役に立つ内容」「自分が足りはダメ」「文書の型を使う」そう言われているのを見て書く手が止まったことがあります。
書く手が止まると「なんか今日は書くのがつらいな…」となります。そうなると書くことが習慣にはなりませんし、気がつくと更新が止まってしまいます。
なにかを発信したいと思ったり、ブログを副業にしようとトライするけど、ほとんどの人が挫折してしまう。
その理由の多くは「いいことを書かなきゃ」とか、書くことがプレッシャーになったりして書けなくなったりしてしまうのかなと思います。
そういう意味で、「自分語りでも恐れずに書いていい」と背中を押してくれた本書は、何かを発信したいと思う人にとっての必読書であると思います。
私自身、ブログで「もう少し自分を出してみようかな」と思うことができました。もしも、当ブログで感情丸出しの記事が更新されたら「書く習慣」の影響です。
「書く習慣」3ポイント解説
ここからは、本を読んで良かったなと思った3つのポイントを、私なりの感想もまじえて解説していきます。
①書き手が止まってしまう障害をなくす
②習慣になれば書くのが楽しくなる
③その文章、「中学生」にも伝わるレベルですか?
それでは、順番に解説していきます。
①書き手が止まってしまう障害をなくす
ブログを書いている私にとって、共感する内容が多かったです。
ブログで文章を書くとき、「自分語りはダメ」「誰かの問題を解決する文章を書く」「文章の型に沿ってかくといい」そのようなことが大事だと言われていたりします。
それらを勉強すると、そればかり意識して書けなくなるのです。
第1章には、そんな障害を取り除いてくれる内容がたくさん書かれています。
・「自分語りになることを恐れずに書こう」人は自分のことを語りたい生き物だから、誰かの役に立つ文章はもう少し先の話、まずは自分のことを語ることから始める。
・自分はアホだと思い、気になったことはすぐにメモしよう、人は忘れる生き物だから。それらが書くネタになる。
・個人的な文章にはかたっくるしい作法はいらない、自分の生々しい気持ちの足かせになります。「うわぁ~」と「うわぁ~」思ったら「うわぁ~」と書いていいです。
・個人的な文章にはかたっくるしい作法はいらない、自分の生々しい気持ちの足かせになります。「うわぁ~」と「うわぁ~」思ったら「うわぁ~」と書いていいです。
・「完璧主義」は捨てていい、完璧にこだわっていると終わらせることができません。80点でいい、文章が上手くまとまらなくても「あなたが終わり」と決めればあなたの文章は終わります。
書いては見たけど…
「こんな文章誰も共感してくれない」「誰の役にもたたなそう」「ただの自分語りになっていまった」そんなことは気にする必要はありません。
う○こを踏んでしまった記事も、同じようにうん○を踏んでしまった人にとっては共感をえるかもしれない、「とにかく書いていい」そう思わせてくれる第1章でした。
とくに○んこの話は目からウ○コでした。
②習慣になれば書くのが楽しくなる
「文章を書けない」のは、そもそも「文章を書くことが習慣になっていない」からです。
毎日無理して「書かなきゃ」と追い込まれているような状況では書くことを続けることができません。
毎日歯を磨くように習慣化することが大切です。
そのためのポイントはハードルを低くすること、「本を月に何冊か読みたいな」と思ったら、毎日読書の時間を作るよりも、通勤時間に本を開いてみる。たとえ1日10分でも継続すれば無理なく読み進めることができます。
習慣化するために必要なことをまとめました。
・「目に入るところに置いておく」こと。(読書なら本を机の上に置く)
・自分日記をつけてみる(ステップは2つ)
①「今、気持ちが動いたな」と感じたら出来事と思いをメモする
②1日の終わりに見返して、まだモヤモヤしていたら、その思いを書き出す
例:「部長に怒られた むかつく」→「イライラを人にぶつけるんじゃねー、ムカつく、転んでしまえ」)
・「5分だけやろう」人はやる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気が出る
・「毎日やる宣言」で自分のプライドを利用する。
・「やめたら気まずい」状況をあえてつくろう
上記のような習慣化のための方法がたくさん紹介されています。あなたにピッタリな方法もきっとあるはずです。
まずは書くことに慣れ、習慣化を目指しましょう。
また、Twitterに関する、運用方法も語られているので興味のある方、さらに詳しく知りたい方は書籍を読んでみて下さい。
けっこう勉強になりますよ。
③その文章、「中学生」にも伝わるレベルですか?
文章を書く習慣がついてきたら、誰かに読んでもらえる文章を目指してみるとレベルが一つ上がります。
「人に伝える」には、簡単な言葉で書く必要があります。誰かに伝えるには、より多くの人に伝わる言葉である必要があるからです。
ついつい、かっこよくてなんだか響きのいい「コンセンサス」と英語を使いたくなりますが「不要」です。
私も自身も過去に、会議資料に「アジェンダ」と書いてあるのを見て「なんだそりゃ?」となり、その単語が謎で資料の内容が頭に入ってこなかった記憶があります。
ほかにもこんなポイントがあります。
・すべての文章は「知るかボケ」前提で書く
・「たったひとり」の向こうに世界は広がっている
・「いい感じのまとめ」が文章をつまらなくする
上記の内容について、どれもとてもわかりやすく書かれているので、興味のある方は本書を読むことをお勧めします。
人に伝えるには簡単な言葉で、中学生にも伝わるレベルで書く、誰かに読んでもらえる文章を目指してみましょう。
【要約】「書く習慣」
私なりに「書く習慣」を要約すると下記のようになります。
書くことによって筆者は救われた。
SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思ったことのある人はとにかく発信してみよう。
「自分語りはダメ」「誰かの問題を解決する文章を書く」「文章の型に沿ってかくといい」そんなことは気にしなくていい、うんこを踏んだ話だって共感してくれる人はいる。
まずはそんなことは気にせず書いてみること、書き続けるには、書くことを好きになること、そして書くことを習慣にすることが大切です。書いたことが誰かに伝わり、読まれればもっと書くことが楽しくなる。
そんな習慣化や、誰かに伝わるようにするにはコツがあります。
・書くことのハードルを下げる
・気になったことは記録する
・自分の気持ちを文章にしてみる
・「5分だけやる」やる気があるから行動できるのではなく、行動するからやる気がでる
これらを意識して書くことで人生を変えてみましょう。
この本はこんな人におすすめです
「書く習慣」はこんな人におすすめです。
・書くことを習慣にしたい人
・SNSやブログなどで発信をしたいけど、なにをしたらいいかわからない人
・ブログをやっているけどなかなか記事を書くことができない人
・Twitterの活用術を知りたい人
どれか一つでも当てはまる方は、ぜひ本書を読んでみてください。
じつは、この記事で紹介した 「書く習慣」 は、「Prime reading」の読み放題で読むことができます。(2022年7月16日現在の情報です。読み放題が入れ替わっている可能性もあります。)
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