どうもみこです。
今日は、書籍「仕事は楽しいかね?」について書いていきます。
本書のキーワードは「試すこと」です。試すことに失敗はありません。たとえ成果をえられなくとも、試したという経験を得ることができる。
トーマス・エジソンはこのような言葉を残しています。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、上手くいかない方法を見つけただけだ。
トーマス・エジソン
試すことを継続する。「明日は今日と違う自分になる」ことが大切であると、本書では語られています。
・長期の目標を持つことが絶対だと思っている人
・ビジネスの成功確率を上げたい人
・新しいアイデアのヒントが欲しい人
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仕事は楽しいかね?
本書は、出張帰りのとあるビジネスマンが、大雪のため空港に長時間足止めとなるところから始まります。そこで話しかけられた老人が、発明家、起業家として巨万の富を築いた「マックス・エルモア氏」であったのです。
そこでビジネスマンは、このような問いを投げかけられます。
「仕事は楽しいかね?」
仕事は楽しいかね?より引用
あなたはこの問いに、「楽しい」と答えることでできるでしょうか?
真面目に一生懸命働き、しっかりと仕事をこなしている、なのに出世できない。決して恵まれていないわけではない、かといって大きな成長を描けるわけでもない。そして、退屈や不安をかかえているのではないでしょか。
これらの打開策が「試すこと」です。
目標の弊害とは
夢を持つこと、長期的な目標を持つこと。どちらも成功するために必要なこと、であるとされています。
本書では、それには弊害があると言っています。
誰もが明確な目標を持っているわけではない、全員が夢を叶えられるわけでもない。理想の仕事をしているとしても、幸せであるとは限らないのです。
目標を設定すると「自己管理をしている」という気持ちになりますが、実際の人生はそんなに簡単に扱えるものではない。マンネリ化した生活を抜け出すために、目標をたてたとしても、明日はその目標がマンネリ化してしまうのです。
その解決策は
¨明日は今日と違う自分になる¨だよ
仕事は楽しいかね?より引用
毎日変わっていくこと、ただひたすらに良くなろうとすることが大切だと語られています。
人生をかける長期の目標はない、人は変わっていく、最終の到達点など見えるはずがないのです。
きみは、最初に陸にあがった魚は
長期にわたる目標を持っていたとおもうかね?
仕事は楽しいかね?より引用
この言葉に、全てが込められていると思います。
天才も全てを見通していたわけではない
この例えとして、ステイーブジョブズの話がわかりやすいです。
ジョブズは、リード大学で「カリグラフィ」を学んでいました。この知識がのちにマッキントッシュを作るとき、美しいフォントや文字幅の調整に役立ちます。
ですが、マッキントッシュで成功するために、カリグラフィを学んでいたわけではなかったそうです。あとから振り返るとしっかりと繋がっているが、そのときはそれがなにの役立つのかはわかっていなかった。
今やっていることが、なにかに繋がると信じ行動をし続けたということです。
ビジネスの成功確率を上げる
必死に目標をたてて、人のまねをすることが戦略であるのなら、「十回中九回は失敗」する。もしも、新しいことを試し続けて革新を繰り返すのならば、「十回中八回の失敗」ですむそうです。
いや、これは非常に厳しいアドバイスですね。
ただ「十回中二回は成功する」と捉えることもできます。
成功確率を上げるためには、試すこと、完璧でなくともとにかく試すことです。上手くできたと思っても、次はなにかを試してそれをさらに超えていく。マックスの人生は、「ホーソーン効果」の連続であると語っています。
電話機を製造する工場で行われた実験で、照明を明るくすることにより生産性があがる、しかし照明を暗くしても生産性が落ちなかった、という結果が得られている。
新しいアイデアを生み出す方法
新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
仕事は楽しいかね?より引用
新しいアイデアは、古いアイデアの組み合わせから生まれる。よって、やり方さえわかれば新しいアイデアを生み出すことができる。
革新も既存のアイデアから生まれている
近年では多くの人が利用している「スマートフォン」ですが、この革新的なデバイスの始まりは「iPhone」です。その「iPhone発表の動画」を見るとわかりますが、3つの既存アイデアを融合することで生み出されています。
iPod + 携帯電話 + ネット通信機器 = iPhone
これらを一つのデバイスをスマートにまとめたものが、「スマートフォン=iPhone」であったのです。
最後に
目標をたてる→その目標を達成するための行動計画→それを毎日実行していく。
成功のために必要であると言われていることですが、それだけではないということがわかる。それが「仕事は楽しいかね?」を読むことで得られることだと思います。
あなたも、「明日は今日と違う自分になる」という本書では語られてることを試してみませんか。
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