どうもみこです。
この記事では「コンサル1年目に学ぶこと」について書いていきます。
著者:大石哲之
慶応大学卒業後、コンサルティング会社に勤務、その後は、インターネットスタートアップ、コンサルティング、エクゼクティブサーチファームの創業・パートナーなどを経て、現在は海外に拠点を移し、投資家としてのプライベートな活動を行っている。
私の中には「コンサルティングをしている人ってなんか凄そう」という思いがありましたが、この本を読んで納得です。
新人時代からしっかりとしたノウハウを覚えていくのだから、活躍できる人材が多く生まれるのは当然です。
①結論から話す
②端的に話す
③常に自分の意見をもって情報にあたる
私が「いいな」と思った、こちらの3点について解説や感想を述べていきます。
コンサル1年目が学ぶことはこんな本です
「コンサル1年目が学ぶこと」は元コンサルタントとしての経験をもつ著者が、各界で活躍する元コンサルタントを取材し、新人時代に学び、15年経っても役立つスキルをまとめた本です。
第一線で活躍する元コンサルタントたちが知っている、長年使い続けられるスキルが得られる本です。
書かれていることは「なるほどな!!」という部分も多くありますが、あたり前のことだけど「これは、しっかり出来ていないな…」と気づかされることも多いです。
とても勉強になる本です。
私が良いと思った点、3つを解説します
この本を読んだ素直な感想として「もっと早く読んでおきたかった…」ということです。
もちろん、あらかじめ知っていたスキルもありましたが、新人時代からこの本に書かれていることが身についていたなら、その後の私の人生はもっと良くなっていたのではないかと思います。
しかし、今知ったのだからこれからの自分の人生に活かすしかありません。
ちょっと大袈裟な言い方をしていますが、そのくらい勉強になった本です。
それでは、私が良いなと思った点3つを解説していきます。
①結論から話す
会話、報告書、会議、どのようなときもまずは「結論から話す」ことが重要です。
結論から話し、続けて詳細をあきらかにすることで、ものごとがシンプルに明確になり、短い時間で相手に必要なことを伝えることができるからです。
あなたは上司から「あの件どうなっている?」と聞かれたとき、「あー、今違う仕事が忙しくて、そちらからやろうと思っています。」というような、聞かれたことと違うことを答えたりしたことがないでしょうか?
上司は「あの件はどうなっている?」の答えは、「できているかできていないか」です。
どのようなときも、まずは「結論」から話しましょう。
そしてその後に、その「理由」や「具体例」と続けていきます。
このときに有効な手法が「PREPの型」です。
P=ポイント
R=理由
E=具体例
P=ポイント
まずはポイント「結論」から話し始め、次にそれにいたった「理由」、次に「具体例」、最後にポイント「結論」を繰り返します。ブログを書くときにも使う方法ですが、相手に伝えるときに有効な手法です。
例えば、先程の上司からの話を例にしてみましょう。
上司「あの仕事はどうなっている?」
P=部下「まだできていません」 → 上司「理由は?」
R=部下「今〇〇の仕事で手をつけることができません。」 → 上司「その仕事は誰かに任せられないか?」
E=部下「わかりました。田中に任せます。そして、依頼の仕事は今週中に終わらせるということでどうでしょうか?」 → 上司「わかった」
P=部下「では、田中に依頼して、依頼の仕事は今週中に終わらせます。」
このように、PREPの型を利用することができます。
PREPの型は、報告書/会話/ブログを書くまで、さまざまなことに使える手法です。
どのようなときも、まずは結論から話し、相手に伝えるときにはPREPの型を使用しましょう。
②端的に話す
相手からの質問には「イエス・ノー」で答えましょう。
質問をしている相手が知りたいことは「できたのか?できていないのか?」という事実だからです。
先程の「結論から話す」と通じる部分があるので、今回も上司と部下の例で説明します。
×上司「あの仕事はどうなっている?」 → 部下「忙しくて、時間があったらやろうかと思っています。」
○上司「あの仕事はどうなっている?」 → 部下「できていません」もしくは「半分まで進んでいます」
上司は現状の事実を知りたい、さらに知って「仕事を進めたい」と思っています。
おおにして上司に「あれはどうなっている?」と聞かれるときは、進捗状況が良くないときですのでつい言い訳から入りたくなるものです。
しかし、聞かれたらまずは「イエス・ノー」で答えます。
すると、仕事を進めたい上司はそれは「なぜ?」と聞いてきますので、その問いに答えることで問題を明確化していきます。
結論から話すと同様に、そのあとに理由や具体的な話へと進んでいきます。
上手く仕事が進んでいないときは「上手く行かない理由」を考える。
だからこそ、はじめの答えは端的に「イエス・ノー」で答えましょう。
③常に自分の意見をもって情報にあたる
情報量を増やしたからといって、ビジネスの能力は一切、向上しません。
コンサル1年目が学ぶことより引用
新聞・雑誌といたずらに情報力を増やすことはビジネスの能力向上にはつながりません。ビジネス能力を向上させるのは情報量ではなく「考えること=自分の意見を持つ」ことです。
情報量そのものが能力を向上させるわけではなく、考えて自分の意見をもって情報に接することでさまざまな発見があるからです。
あなたはウェブサイトで「こだま、復権の山陽路ひた走る、乗客5年で7割増のわけ」という記事を読もうしています。
そのときにただ記事をクリックするのではなく、すこし考えてみましょう。
「なぜ、こだまがいいのか?」「7割増の理由の仮説」を考えてから読みます。そうすると、自分の意見との相違や、考え方の違いに気がつくことができます。
合っていても間違っていてもいい、まずは自分の考えを持ち情報に当たることで、ビジネス能力は向上していきます。
「コンサル1年目が学ぶこと」には、使えるスキルがたくさんある
3つの解説を読んでいただければ、私が「もっと早く読んでおきたかった…」と思った理由がすこしおわかり頂けるのではないかと思います。
今回紹介した内容以外にも「コンサル1年目が学ぶこと」には、使えるスキルがたくさんあります。
・相手に理解してもらえるように話す。
・「考え方を考える」という考え方。
・文書作成の基本、議事録書きをマスターする。
・仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
このあたりも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
私はこの本を「Prime reading」の読み放題で読みました。(2021年1月1日現在は読み放題ではなくなっていました。)
Prime readingには「コンサル1年目に学ぶこと」のような有益な本がたくさんありおすすめです。
Prime readingでお得に読書する
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まとめ
この記事では「コンサル1年目に学ぶこと」について書いきました。
私の中には「コンサルティングをしている人ってなんか凄そう」という思いがありましたが、この本を読んで納得しました。新人時代からしっかりとしたノウハウを覚えていくんだから、活躍できる人材が多く生まれるのは当然です。
①結論から話す
②端的に話す
③常に自分の意見をもって情報にあたる
「コンサル1年目が学ぶこと」は元コンサルタントとしての経験をもつ著者が、各界で活躍する元コンサルタントを取材し、新人時代に学び、15年経っても役立つスキルをまとめた本です。
第一線で活躍する元コンサルタントたちが知っている、長年使い続けられるスキルが得られる本です。
とても勉強になる本ですので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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