この記事では「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」の書評を書いていきます。
利益に税金掛からないし、選べる投資商品も厳選されています。でも、なんかよくわからないし、結局始めてない…
そんな人にこの本はおすすめです。すぐに読めるし、つみたてNISAのことが理解できます。
「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」を読むと、つみたてNISAの基本を理解することができます。
あなたは将来への漠然とした金銭的な不安を持っていませんか?
少子高齢化による年金問題、低成長と手取り額の減少、不安を上げればきりがありません。そんな将来の不安解消のために国が用意した制度が「つみたてNISA」です。
つみたてNISAを知らない人、興味を持っている人、最近始めた人、そんな投資初心者がつみたてNISAを理解するにピッタリ本です。
この本を読めば、資産形成スタートラインに立つことができます。
私がよいと思った点を3つまとめました。簡単に読めるので、もし気になったら本を手に取ってみてください。
Kindle本です。
250円とかなりお手頃価格ですし「Prime reading」を使えば、プライム会員の方は追加料金無しで読むことができます。(2022年5月31日現在の情報、変更の可能性あり)
【書評】ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」
「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」について、感想をまじえながら書評を書いていきます。
「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」の概要
棚橋あゆむ:フィナンシャルプランナーをしており、つみたてNISAに関する本を数冊書かれています。
「つみたてNISA」という言葉を耳にしたことがありませんか?
高齢化社会による年金制度の不安もあり資産形成の必要性が問われる現在、ほったらかしOKな「究極のズボラ投資」がつみたてNISAであると本書では語られています。
「興味はあるけど、投資のことは何もわからない…!」という方や、進められてつみたてNISAをやっているけど「実は意味がわかっていない」という投資初心者におすすめの本です。
資産形成が必要な時代背景から、つみたてNISAのメリット・デメリット、商品の選び方や、出口戦略まで、まさに「投資初心者」がスタートラインに立つためにピッタリな本です。
読んだ感想
かなりサクッと読める本です。
・資産形成を始めてみたい
・つみたてNISAに興味がある
・つみたてNISAやっているけど、実はあまり理解していない
そんな方にピッタリな本です。
私自身2年以上つみたてNISAをやっていますが、出口戦略の部分についてはかんがえてもいなかったので、読んでおいてよかったです。
購入する商品については「国内株」「先進国株」「新興国株」の組み合わせの比率で「バランス型」「堅実型」「積極型」を選ぶとありましたが、個人的には「全世界株」か「米国株」でいいのでは?という思いがあります。
「どんな投資商品を買うか?」の判断は、自分で決定することです。
本でも勧められている低コストの商品を選ぶというポイントを抑えておいて、最終的にどんな投資商品を選ぶのかは、もう少し他からも情報収集した方がいいかもしれません。
もちろん元本割れのリスクもあります。最終的な判断は自己責任ですね。
その辺の壁を乗り越えて、毎年40万円の枠マックスで長期投資すれば、ほったらかしで1000万円!!も夢ではないかもしれません。
気にしすぎて「損失が出たからすぐに売る」というようなことをするより、むしろほったらかしで愚直に毎月定額でつみたてしているのが正解なのかもと思いました。
「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」3ポイント解説
ここからは、本を読んで良かったなと思った3つのポイントを、私なりの感想もまじえて解説していきます。
①資産形成の必要性を知る
②ではどのように資産形成をすればいいのか?
③商品はどうやって選べばいい?
それでは、順番に解説していきます。
①資産形成の必要性を知る
資産形成の必要性の前に、そもそも資産形成ってなに?という部分から解説していきます。
資産形成とは「自分の思い描くライフプランを実現するために、早い段階から資金準備を始めること」と著者は語っています。
ただ貯金するだけでなく、資金を運用してお金を育てていきます。これは、1年で大金を手にするようなギャンブルをするわけではなく、長い期間をかけていきます。
次に「なぜ資産形成が必要なのか?」ですが、これは「時代が変わったから」です。
現在は、私たちの両親や祖父母世代にくらべ「金利が下がり」「使えるお金が減り」「少子高齢がが進んでいる」という点で、過去の貯金さえあれば大丈夫という時代ではなくなっているからです。
高度成長期には郵便局の定期預金が「8~12%(100万円が1年で108万になる)」ありましたが、今は普通預金「0.001%」の時代です。
手取り額を見ても、2003年からの15年間で「年間50万円」も減っているといわれています。(私が働きだした2000年位の時はボーナスは厚生年金引かれていませんでした、いきなり引かれるようになって、当時はずいぶん減ったきがしました)
さらに、少子高齢化により老後は「2000万円が必要になる」という話も話題になりました。
過去のようにある程度貯金さえしていれば「あとは年金でなんのとかなる」という時代は終わり、自分で資産形成をする時代が訪れています。
②では、どのように資産形成をすればいいのか?
「資産形成の必要性はわかった」では、「どのように資産形成すればいいのか?」
この問の答えが本書のテーマである「つみたてNISA」です。
つみたてNISAは、投資知識のない初心者、時間のないサラリーマン、自営業者にもおすすめできる投資制度だからです。
つみたてNISAとは、国民の資産形成を応援するために国が始めた制度です。
税制優遇があり、毎年40万円まで投資することができ、投資した各年から20年間、利益に税金がかかりません。また、投資固有のリスクも抑えられ、毎月コツコツ貯金感覚で始めることができます。
投資できる商品は金融庁が定めた基準を満たした商品のみとなっており、低リスクで「長期」「積立」「分散投資」ができます。(元本割れのリスクはある)
投資商品は投資信託というパック商品なので、たくさんの銘柄を選ばなくても分散投資が可能、さらに投資金額は小額から毎月コツコツと積み立てるので、安い時を狙って買う必要もありません。(ドルコスト平均法)
そして、長期投資を複利(利息にも利息がついていく)でおこなうため、長期になればなるほど雪だるま式に利益が増えていきます。
このようにつみたてNISAは税制優遇があり、低リスクで「長期」「積立」「分散投資」ができる、これから資産形成を始めるのにピッタリな制度です。
③商品はどうやって選べばいい?
資産形成の必要性も、つみたてNISAが初心者におすすめなのもわかった!!
けど、じゃあ何を買えばいいのか?ということにも触れられています。
初心者が気をつけるべきは、とにかく「コストの低い商品」を選ぶことです。
長期運用では、コストの差が運用成績に大きく影響するからです。それにプラスして「インデックス型」「信託報酬が低い」ということも大切です。
インデックス型とは、指数に連動する運用をしているファンドです。
「アクティブ型」の商品よりも手数料が低く、長期的にみるとインデックス型の法が優れると言われています。
また、投資信託を運用するための報酬も低くく、選ぶ基準としては「年0.25%以内」と本書では触れられています。
さらに、ポートフォリオ(商品の組み合わせ)については、「国内株」「先進国株」「新興国株」で割合を分ける方法が紹介されています。
これについては個人的な意見として、「米国株」か「全世界株」でいいのではないかと思います。米国は世界1の経済大国であり、GAFAに代表される企業も抱えており、今後も成長が期待できる。米国だけが心配なら、全世界株を選べば全世界に分散投資できるからです。
初心者はとにかく「コストが安い、インデックス型」を選びましょう。
【要約】「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」
私なりに「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」を要約すると下記のようになります。
低成長で少子高齢化社会の日本では、資産形成の必要性が高まっている。
投資初心者がどうすればいいのか?という時には「つみたてNISA」がおすすめできる。税制優遇があり、低リスクで「長期」「積立」「分散投資」ができるからです。
金融庁が厳選した投資商品から選ぶことができるので、「とにかく低コスト」の商品からポートフォリオを作る。
長期間かければ「ほったらかしで1000万円を貯める」ことができます。(リスクはある)
この本はこんな人におすすめです
「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」はこんな人におすすめです。
・投資初心者で何から始めたらいいかわからない
・手間をかけずに資産運用を始めてみたい
・つみたてNISAに興味がある
・つみたてNISAを始めているけど、実は詳細を理解していない
どれか一つでも当てはまる方はぜひ読んでみてください。
じつは、この記事で紹介した 「ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」」 は、「Prime reading」の読み放題で読むことができます。(2022年5月31日現在の情報です。読み放題が入れ替わっている可能性もあります。)
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