どうもみこです。
あなたは「目的」と「目標」の違いを理解していますか?
もし明確に答えることのできないのならば、この記事を読んでいくことをおすすめします。
本来は目標であることを、目的にしてしまうと選ぶ道を間違えてしまうことがあります。
逆に、自分にとっての目的と目標をしっかりと理解して持っている人は
・自分の向かう先を理解している
・自分なりの判断基準を持っている
いわゆる「仕事のできる人」や「良いリーダー」という人は、この違いを理解していることが多いです。
さらに正しく理解することで、あなたの今後の人生観がガラリと変わるかもしれません。
・目的とはなにか?
・目標とはなにか?
・具体的にどう目的と目標を持つか?
・どのような目的をもって人生を生きるか?
以上の4つを理解できます。
1.目的と目標
1-1.目的と目標とは
「目的」と「目標」は違います。
目的と目標を混同し、入れ違えると誤った道へ進むことになるかもしれません。
・「目的」は「最終的に辿り着きたい場所(少し抽象的)」
・「目標」は「目的地にたどり着くまでの過程(複数存在する)」
目的とは
実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の目的を達成する」「目的にかなう」「旅行の目的」
goo辞書より引用
「目的」とは、最終的に辿り着きたい場所のことです。
よって「あなたが辿り着きたい場所=目的」です。
目標とは
行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「目標を達成する」「月産五千台を目標とする」「目標額」
goo辞書より引用
「目標」とは、目的に辿り着くまで道のりの通過点です。
よって「あなたが目的地までに設定する関門=目標」です。
1-2.なぜ目的と目標が必要なのか
繰り返しますが
・ あなたが辿り着きたい場所=目的
・あなたが目的地までに設定する関門=目標
となります。
目的なき目標は、行き先が定まらずブレてしまう。
目標なき目的は、進むべき方向を見失います。
あなたが辿り着きたい場所(目的)へ向かうために、進んでいく通過点(目標)が必要になります。
勇者の目的は?
以前Twitterでこのような例えを見かけたことがあります。
「目的と目標」の最高にわかりやすい例でした。
「勇者の目的は魔王を倒すこと」 ではなく
「勇者の目的は魔王を倒すことによって得られる世界平和」 です
この目的と目標を入れ違うと、「勇者は魔王を倒すためになにをやってもいい」ということになりますが、さすがにそれはまずいですよね。
私は、魔王を倒すために村人を犠牲にするような勇者をみたくはありません。
企業の場合
続いて、企業を例に考えてみましょう。
会社の目的:顧客満足・社会貢献
業務目標:売り上げ40億・利益1.5億
という「目的と目標」を持っているとします。
この企業は良い商品やサービスを提供して、売り上げと利益の目標の達成を目指します。
これを間違ってしまい、目標が目的となってしまう場合が多々あります。
「目的が売り上げ40億・利益1.5億」になる。
すると、「売り上げと利益のためにはなにをしてもよい」という企業が誕生することになります。
近年こういった間違えにより、詐欺的な行為や従業員のことを考えずに売り上げと利益だけを追求する企業が発生しているのではないかと思います。
目的と目標を正しく理解
目的と目標の正しい理解により、あなたが本当に辿り着きたい場所へ進む道が開けるのではないでしょうか。
2.目的と目標を理解すると進むべき方向が具体的になる
「あなたがどうなりたいか?」という目的を持つこと、そして「そのためにどうするか?」という具体的な目標を持つことで、進むべき方向がわかります。
目標は具体的であるべきです。
目標については、こちらの記事も参考にしてください。
2-1.どうなりたいか?があるからどう生きるか?が決まる
「あなたがどうなりたいか?」があるからこそ、「今日をどう生きるか?」が決まります。
終わりを思い描くからこそ、今日どう生きるかが決まるということです。
大切なことは
「終わりを思い描く」ということです。
あなたの葬儀であなたの大切な人たちが弔辞を述べます。
そこであなたの自身のこと、あなたの生きてきた人生をどのように語ってほしでしょうか?
あなたがどのような家族であったと述べてほしいか。
あなたの大切な人たちにとって、あなたはどのような人物、どのような友人だったのか、どのような同僚であったか。
終わりを思い描くということは、到達点をしっかりと持つということです。
あなたが「どういった人物であったと語ってもらいたいのか?」、それによって「今日をどう生きるか?」が決まります。
家族思いの人だった → 家族を思う生き方をする
情熱のある人だった → 情熱を持った生き方をする
優れた職人であった → 優れた技能を持つ
いつも優しかった → 優しさを持って生きる
ということです。
この逆に
お金ばかり追っていた → お金を第一にしていた
自分のことばかりだった → 自分のことだけ考えていた
家族をないがしろにしていた → 家族のことを考えていなかった
ということになります。
終わりを思い描くからこそ
最終的に辿り着きたい場所を思い描くからこそ、少し先の目標を持つことができます。
家族を大切にしたい → 今日家族とどう過ごすか?
しっかりとお金を稼ぎたい → 年収 〇〇〇〇万円稼ぐためにはどうするか?
目標が決まれば、それに向かってどう行動するかが決まります。
大切なことは
あなたがどうなりたいか? という目的を持ち、それを達成するための目標を持って生きることです。
これに正解は無いと思います。
あなた自身が決めることが大切です。
とはいってもそんなことは良くわからないことも多いと思います。
そんなときは、あなたが「なにを大切にしているのか」「なにが好きか」「誰を大切にしているか」、さらには「葬儀でどんな人であったと言ってもらいたいか」、そんなことをゆっくりと考えてみてはいかがでしょうか?
おぼろげにでも思い浮かぶのならば、それを書き出してみると目的が定まるかもしれません。
目的が決まれば、次はそのためになにをするか? です。
目標は、数値や達成したいこと等を具体的にすることが良いです。
どんどん生き方が具体的になるはずです。
3.最後に
「目的」と「目標」を正しく持つことで、あなた自身の進むべき方向が明確になり、それはものごとの判断基準にもなります。
「目的と目標」これをしっかりと定めて、それに向かって進んでいくことが大切です。
目的と目標が入れ違ってしまうと悲しいことも起こります。
「終わりを思い描き」それにたいして「どう生きるか」これが大切です。
しっかりと「目的と目標」を持つことにより、あなたの人生がかわるかもしれません。
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