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勘に頼っているだけでは間違うかも【事実に基づく管理とは】

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どうもみこです。

今日は品質管理の基本的考え方の一つ「事実に基づく管理」について書いていきます。品質管理では判断をするときに、事実に基づくことを重要視します。

事実に基づくということはどういうことか、簡単に言うと「可能な限りデータを用いて、客観的に判断する」ということです。

ついつい自分の経験に基づいた、いわゆる「KKD(経験・勘・度胸)」で進めてしまいがちです。もちろん経験に基づく判断を否定するつもりはありませんが、それだけでは真実を見間違えるかもしれません。

この「品質管理的な思考方法」は、さまざまなことに応用可能です。あなたの判断を一歩先にすすめる事実の捉え方に興味がある方は、この記事を参考にして下さい。

目次

事実の基づく管理=ファクトコントロール

品質管理では「事実」を重視します。

事実に基づく管理とは

「事実に基づく管理=ファクトコントロール」とは、経験や勘だけに頼らず「データ」を取り「客観的事実」を整理して情報を得る、その情報を基に意思決定をすることです。

なぜ事実に基づくの?

事実に基づいて仕事をすすめることが、品質管理の考え方です。

「KKD(経験・勘・度胸)」 に頼っただけの仕事は大きな落とし穴にはまることががあります。例えば、あなたの経験だけに頼った仕事をしていれば、あなたの経験通りの結果しか得ることはできません。良くも悪くもあなたの経験次第です。

あなたが経験豊富で判断に絶対的根拠がある場合は問題はありませんが、多くの場合はそうはいかないのではないでしょうか? 「こうだろう!」とただ思い込んでいるだけ、ということは多々あるのです。

現状や思い込みを打破するためには「客観的な事実を示すデータ」が必要です。現状がどのような状態にあるのかをしっかりと掴み、そのデータに基づき判断をするのです。

みこ
これはまあ、なんとなくこういうことだろうな!

と思っていたのに、調べてみたら現実と全然違うということは良くあることです。

データを取る目的を認識する。

データには必ず「ばらつき」があります。短期でみる必要があるデータもあれば、長期的にみる必要があるものもあります。

データ取りには必ず目的があるはずです。目的は「結果に対してなんらかの行動や処置をとる」ということですので、データは結果にいたる要因をしっかりと掴んだものでなければなりません。

・製造工程の状態把握 → 不適合率、不適合数、工程能力

・不具合削減 → 不具合発生状況、発生工程、発生内容

・ブログPV向上 → アナリティクス、サーチコンソール

アクションを起こす結果」に対して、適切なデータ取りが必要となります。

事実を正しく把握するための4つのポイント

事実を正しく把握するためには、ポイントがあります。

① データを取る目的を明確化する(なぜデータを取るのか?)

② 3現主義で見る(想像ではなく自分の目で確かめる)

③ 結果に対して影響を与えていると思われるものを解析する

④ QC7つ道具を活用する

データを取るときには「目的を明確化」し、しっかりと自分の目で確認しましょう。そして、結果に対して影響を与えていると思われるものを分析します。

「3現主義」と「QC7つ道具」については、こちらの記事を参照ください。

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正しい判断をするために

正しい判断をするためには「客観的なデータが必要」です。

「KKD(経験・勘・度胸)」では間違いではありません、ですがそれが全てではありません。勘や経験を活かしながら、データに基づく分析が必要なのです。

現状や思い込みを打破するために「客観的な事実を示すデータ」に基づき、現状がどのような状態にあるのかを現状を把握して、それに基づいた判断を取り入れてみませんか?

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