どうもみこです。
この記事では、品質管理の手法「QC7つ道具」の一つ「散布図」について解説をしていきます。
・要因と特性との間に関係があるかを調べたい。
・2つの特性に、相関関係あるかを知りたい。
・特性のばらつきに、影響を与える要因がなにかをとらえることができる。
このようなときには「散布図」が有効です。
散布図は、2つのデータに相関関係があるのかを一目で把握できることができるツールです。
それでは、散布図について勉強していきましょう。
QC7つ道具については「【QC7つ道具】問題解決の分析手法【製造業以外にも有効です】」の記事をご覧ください。
散布図を解説
散布図は、2つのデータに相関関係があるのかを一目で把握できることができるツールです。
散布図とは
散布図は、「特性とその要因」「関連のありそうな2つの特性」「2つの要因」といったデータを、二つの軸の交点にプロットした図です。
上記の画像が散布図です。このプロットした図を見ることで、2つのデータに相関関係(※)があるかないかを見ることができます。
※相関関係とは
二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係。
goo辞典より引用
二酸化炭素には温室効果があり、二酸化炭素が増加すると気温が上昇する。
よって、二酸化炭素と気温には相関関係がある。
散布図は2つのデータに相関関係があるかを見ることができる
散布図を作成することにより、2つのデータに相関関係があるかを見ることができます。
散布図の見方
作成した散布図には見方があり、分布状態をみることで下記のような見方ができます。
正と負の相関関係
横軸が増加すると、縦軸も増加する関係を「正の相関がある」といいます。また、その逆の相関を「負の相関がある」といいます。
相関がない
縦軸の増減に、横軸への影響が見られないときを「相関がない」といいます。
最後に
「散布図」の解説をしてきました。
散布図は、2つのデータの相関関係を調べるときに使用します。プロットした図の状態を見て、2つのデータにどのような相関関係があるか、もしくは相関関係がないのかを判断します。
「特性と要因」「要因と要因」といったような、データ間の相関関係を見ることで、それらのデータに関係性があるのかを見つけ出すことができます。
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