どうもみこです。
2020年5月に「xcoin wallet」の日本語版がリリースされました。
「xcoin」は、未来の金融プラットフォームを目指すステーブルコイン(暗号資産)です。
日本では法律上の分類として、「前払式支払手段」としてリリースがされています。
・xcoinとはなに?
・xcoinってなにができるの?
・xcoinのメリット・デメリットは?
このような疑問に答えます。
「xcoin」は便利で、展開次第では大きく伸びる可能性のあるステーブルコインです。xcoinを使う方にも、xcoinを受け取る側にも、大きなメリットのある通貨です。
「金融界のAmazon」となるべく、「金と連動するxcoin」「ETFと連動するxcoin」「xcoin card(デビットカード)」等の、金融プラットフォームとしてのサービスも準備が進んでいます。
リリース前の情報ですが、こちらの記事も参考にご覧ください。

xcoinとは

世界の法定通貨と同価値となる暗号通貨を普及させるプロジェクト
日本発ステーブルコイン
xcoinホワイトーペーパーより引用
「xcoin」は、株式会社エクスコイン社が発行する。世界156種類の通貨と同価値となるステーブルコインです。
ステーブルコインは暗号通貨ですが、日本では法律上の分類で「前払式支払手段」としてリリースされています。
前払式支払手段とは「Suica」や「PASMO」のように、あらかじめお金を支払っておき、買い物をするときに決済がおこなわれる方法です。
xcoinは価格の変動のないステーブルコインです
「xcoin」には、暗号通貨(仮想通貨)「ビットコイン」に代表されるような価格変動がありません。(価格が各通貨とペッグになっている設定されているため)
エクスコイン社は、購入者から受け取った代金を全額、発行する通貨と同じ通貨建てにて保管をしています。
購入者:1000円で「1000XJPY」を購入
エクスコイン社:1000XJPYの対価「1000円」を日本円で保管
(XJPYは日本円のxcoin)
他国の通貨でも同様に、他国の通貨建で保管がされます。
また、前払式支払手段の法令に基づき、半額を法務局へ供託することになっています。
このように、つねに発行額と同額の預金を保持することにより、「xcoin」の価値が裏付けされています。
ステーブルコインってなに? という方は、こちらの記事「仮想通貨とステーブルコイン【初心者向け解説】」をご覧ください。
ステーブルコインは、暗号通貨と同様にブロックチェーン技術を利用していますが、価格変動がありません。
「xcoinで大儲け」という夢を見ることができない代わりに、革新的な「通貨の機能」を獲得した暗号資産です。
既存の暗号資産(仮想通貨)との違い
xcoinは、「通貨の機能」を獲得した暗号資産と書きました。
ではここで、xcoinと暗号資産(仮想通貨)の違いについてみていきましょう。
通貨の機能
①価値の尺度
②交換手段
③資産の保存
この3点が通過の機能と言われています。
暗号資産(仮想通貨)の特徴
①だれでも、②瞬時に、③確実に、④どこにでも、送金ができる。
という特徴あります。しかし、ビットコインに代表される暗号資産は価格変動が大きく、先ほどあげた「通貨の機能」を満たしていません。
翌日に価格が半分になったり、倍になったりする可能性があるので、交換するのにも保管をするのにも大きなリスクがあります
この、価格変動という部分を解決することで、「通貨の機能」を獲得しています。
両方のいいところを備えている
①価値の尺度 → 各国通貨と価格が連動している
②交換手段 → xcoin walletにて決済が可能
③資産の保管 → 各国通貨と連動した価格で保管ができる
そして、ステーブルコインであるxcoinは、通貨の機能に加え暗号資産の特徴も兼ね備えています。
xcoinは、①だれでも、②瞬時に、③確実に、④どこにでも、送金ができ、価格も安定している。革新的な通貨なのです。
xcoinでなにができる?

xcoinは、世界156カ国の通貨を「xcoin wallet」にて発行しています。そして、各国通貨を保管、送信、受信交換することができます。
「xcoin wallet」を利用することにより、さまざまなことができるようになります。
①外貨両替
②決済手段
③国内送金・国際送金
④同額の金地金と交換ができる
2020年6月18日現在で、利用可能な代表的な機能を解説します。今後は、さらに多くのサービスのリリースが予定されています。
①外貨両替
各種xcoin同士を、銀行で両替するよりも安い手数料で両替をすることができます。
②決済手段
「xcoin wallet」利用者同士で、xcoinを瞬時に移動することができます。しかも、xcoinの移動に手数料はかかりません。
③国内送金・国際送金
「xcoin wallet」を利用することで、国内・国際とわず瞬時に送金が可能です。また、送金手数料はかかりません。
④同額の金地金と交換ができる
この点は、リリース前の情報と大きく変わった点です。
以前は、xcoinは現金との交換が可能と言われていましたが、日本版のリリースでは変更になりました。
xcoinは、法定通貨と同額の評価で、金地金と交換が可能です。(交換には条件あり)
xcoinのメリット・デメリット

xcoinのメリット・デメリットを、私なりにまとめてみました。
メリット
①外貨両替の手数料が安い
②決済の手数料がかからない
③国内送金・国際送金が瞬時にできて手数料が無料
順番に解説していきます。
①外貨両替の手数料が安い
外貨両替の手数料が、銀行よりも安い。
②決済の手数料がかからない
決済は、「xcoin wallet」を使用して行います。
決済は「約4秒」と、瞬時に終わり、そのさいに手数料がかかりません。
個人で銀行を使いお金を振り込む場合、時間が平日のみと限られたり、時間がかかり、さらに振込手数料(200円~800円程度)がかかります。
xcoinを利用すると、24時間いつでも、瞬時(4秒)に、手数料無料でお金を動かすことが可能になります。
クレジットカードによる決済は、数%の手数料がかかり、企業の負担となる。
xcoinを決済で利用すると、受けての企業側に手数料(負担)がかからない。
また、導入に際しては「xcoin wallet」のダウンロードを行うのみなので、設備導入費用もない。(加盟店には別途手続きが必要)
③国内送金・国際送金が瞬時にできて手数料が無料
決済と同様に、国内外の送金においても手数料は無料です。
24時間いつでも、瞬時(4秒)に、手数料無料でお金を動かすことが可能になります。
デメリット
①銀行振り込みの購入となる
②使用できる店舗が少ない
③まだまだ発展途上
デメリットは、サービス開始の日が浅いことに起因しています。(よく言えばこれから改善可能な点です)
よって、2020年6月18日現在のデメリットです。
①銀行振り込みの購入となる
現在「xcoin」を購入しようとすると、銀行振り込みが必要となります。
もともとは、竹田恒泰氏経営の「株式会社エクスチェンジャーズ」という両替所店舗での購入を計画していたそうです。
ですが、現在コロナウイルスの流行により店舗を開くことができないため、後から実装予定であった銀行振り込みを先行して実装しています。
よって、今後の動向や、運営次第で改善可能な点であるといえるでしょう。
②使用できる店舗が少ない
準備がととのいしだい、加盟店の募集を順次行っていくそうです。
現在は、竹田恒泰氏に関連する決済のみ利用が可能とのことです。
よって、一般の方が店舗で利用したいと考えた場合、竹田恒泰氏の経営するラーメン店(利尻昆布ラーメンのお店)が最有力です。
このデメリットについても、今後の大きな改善が見込まれています。
③まだまだ発展途上
現在はまだ、利用できる店舗も少なく、利用者も多くありません。なので、「xcoin wallet」をダウンロードして入金をしても、この記事で紹介した機能を便利にさまざまな場面で利用ができるわけではありません。
しかし、この記事で書いたとおり、xcoinの優れた機能を持っています。
利用店舗が増え、利用者も増えてきて、サービス面の改善が加わってきたときには「革新的な通貨」になる可能性があります。
xcoin walletのダウンロード
「xcoin wallet」のダウンロードは、公式サイトから可能です。
ダウンロードは無料です。ぜひ、ダウンロードしてみてください
最後に
「xcoin」は便利で、今後の展開次第で大きく伸びる可能性のあるステーブルコインです。xcoinを使う方にも、xcoinを受け取る側にも、大きなメリットのある通貨です。
①外貨両替
②決済手段
③国内送金・国際送金
④同額の金地金と交換ができる
このような機能を備えており、「金融界のAmazon」となるべく、「金と連動するx-Gold」「ETFと連動するxcoin ETF」「xcoin card(デビットカード)」等もサービスの準備が進んでいます。
今後大きな発展が期待できる、世界156種類の通貨と同価値となるステーブルコインをみなさんも利用してみませんか。
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